アジア初の海洋エネルギー開発の専門人材育成アカデミー
Nagasaki Ocean Academy
の設立について
将来大きく成長する可能性を秘める
日本の洋上風力発電
現在、建設準備中、環境アセスメント手続き中の案件は約20GW以上あります。政府は、2030年に10GW、2040年には30GW-45GWの洋上風力発電の導入目標を掲げており、その目標の達成を後押ししています。
日本では人材不足が致命的な課題に
一方、このような成長をとりこんでいく上で原動力となる、実践的技術やノウハウを持った海洋開発技術者の不足が懸念されています。将来における一層の市場拡大に向け、これら技術者の育成が、今求められております。平成27年7月の海の日には、安倍総理大臣より、2030年までに海洋開発技術者の数を現在の約2,000人から、一万人まで増やすことが目標として掲げられました。
※技術者・技能者等・メンテナンス等含めて事業に直接関係する者
※出所:日本財団
日本財団と長崎県との連携による
アカデミー設立と運営
そこで、海洋開発市場で必要とされる海洋開発技術者の育成に向けた取り組みをオールジャパンで推進すべく、海洋開発市場の参入・拡大を企図する本邦企業、大学、公的機関の参加及び政府の協力を得て、日本財団オーシャンイノベーションプロジェクトの一環として、長崎海洋アカデミーを設立することとなりました。海洋開発技術者育成に関する企業ニーズの把握と、社会人教育および大学教育とのマッチングを図るとともに、大学及び個別の企業のみでは実施することが難しい教育、実習等を、企業や公的研究機関の協力を得て実施することにより、海洋開発技術者の育成体制の構築を進めます。
アカデミーの体制図
海洋エネルギーの最先端を学ぶ人材育成機関として、産官学民のオールジャパン体制で事業を推進。
海外の人材育成機関とも連携し、数年後には日本だけではなく、アジアを中心とする世界の人材が学ぶ機関とする。