コース紹介・受講申込

A6

洋上風力建設の港湾作業・洋上施工コース

  • 2024年度より、全コース、現地受講・オンライン受講同じ料金
  • 受講料カード決済可
  • 長崎海洋アカデミーが現地会場のコースでは、3日目(木曜日)に五島オンサイトプログラムを実施(オプショナル)

2025年度における長崎海洋アカデミー受講申し込みについては、下記の点にご留意ください。
・上半期に開催するコース(回数)は、以下の通りです。ただし、今後の状況により変更となる場合があります。
「A0 半日・入門コース」2回
「A1 総論コース」 「A2 事業開発コース」「A3 認証・保険・ファイナンスコース」「A4 浮体式コース」及び「A5 風況観測コース」 各1回
「C3 HSE基礎コース」1回

洋上風力発電所 建設における洋上施工のプロセス、調達、工法、そして実務上の留意点について学びます

 洋上風力発電所の建設は、各種資機材メーカーの工場出荷に始まり、コンテナ貨物から超大型重量物(闊大品)の海上輸送、港湾での荷捌き・保管、海底ケーブル敷設、基礎構造物施工、風車組み立てと、様々なプロセスを経て行われます。風車や基礎構造物は加速度的な大型化が進んでおり、その多くを国外の供給網を通して調達する必要があります。据付海域の条件に応じて、そこに使用される建設資機材・据付機器・作業船と工法は多岐にわたります。これらのサプライチェーン管理と施工管理を効率的に行う調達・施工計画の立案と遂行は、案件のCAPEXを大きく左右し、事業者および施工会社の収益性に大きな影響を与える重要な業務です。
 本講座では、洋上施工業務を担当する方々にとって最低限必要となる以下の重要なテーマを取り上げて解説します:一連のプロセス、建設資機材の調達(物流、港湾荷役、据付用JIT出荷)、現在最も普及している工法と、次世代型風車の施工に向けて開発中の最新工法、そしてこれらの実務を行う上で必ず必要となる、海外サプライヤー(メーカー、施工会社、コンサルタント)との取引時に留意すべきリスクやその管理手法。
 この講座を通して、受講者の方々は、洋上施工に関する幅広い知識と、実務ですぐに活用可能な実務能力を身につけることができます。

最新の受講者の声

  • 同じ洋上風力分野でも、講師・他社からの参加者と話をすることで、新しい視点を得られる

    断片的な知識であったものが、体系的に理解できる有意義な研修でした。同じ洋上風力分野ですが、皆様とお話することで、新しい視点があることにも気づかされ、この点も満足しております。強いてあげるならば、他の受講者様や講師の方とフリーで話す時間が欲しかったところですが、オンライン開催なので致し方ないのかなと思います。(2022年6月受講:海洋作業船)

  • IHC IQUIPオランダ本社からの出席は、オンライン講義のメリット

    IHC 本社(オランダ)の方に出席いただくといった対応をしていただき、オンライン講義の良さが出ていました。(2022年6月受講:石油元売り)

  • 非常に満足できる洋上風力基礎工事に関する内容

    研修内容については非常に満足できる内容であった。(2022年6月受講:都市ガス)

開催日

※コース2日【+オンサイト1日(オプショナル)】
  • 2026年02月17日(火)・18日(水)【+19日(木)】

対象者

事業開発会社、EPC コントラクター(ゼネコン)、海洋土木建設会社(マリコン)、作業船等を保有する専業コントラクター(T&Iコントラクター)、港湾管理会社等の営業、調達、建設部門に所属する技師、プロジェクトマネージャー、コンストラクションマネージャー等

申し込み方法

ハイブリッド形式:「現地会場」である長崎海洋アカデミーでの受講、「オンライン(ZOOM配信)」での受講を併用します。

開催スケジュール・受講料・キャンセルポリシー

コースの目標

・ 洋上風力発電所の建設における洋上施工のプロセス、調達、工法、そして実務上の留意点について理解していただきます。技術的な公式を多数理解するといった内容ではなく、現実的な施工計画や効果的な施工管理に活用できるKnow-Howに重きを置きます。

・ Know-Howと同等かそれ以上に大切になるのがKnow-Whoです。洋上施工における基本的知識の「入口」をひろく網羅するため、2日間という枠で特定の分野の知見を深堀りするには限界があります。洋上施工に関する知見をさらに広げたい、あるいは深めたい時に、何を調べればよいか、業界の中のどの企業のどなたにコンタクトをすればよいのかについても解説します。

コースの内容

<コース1日目>

9:0040分オリエンテーション
NOA・NOATの紹介
9:405分休憩
9:45LE0165分洋上風力発電所の施工概要
10:50 10分休憩
11:00WS0130分参加者の自己紹介と学習目標の確認
施工ステークホルダーマップを利用
11:30LE0250分供給網
「そもそもどういった資機材を用いて建てるものなのか」
12:2045分昼食
13:05LE0360分港湾荷役
供給網の集約地点である港湾における作業について
14:0510分休憩
14:15WS0260分事例研究
15:1510分休憩
16:15LE0465分欧州の専門企業との提携
適材適所で専門コントラクターを起用する際の留意点
17:20終了

<コース2日目>

9:00WS0330分一日目の学習内容復習
9:30LE0550分洋上施工 (1) 海底ケーブルと変電所
10:20 10分休憩
10:30LE0670分洋上施工 (2) 基礎構造物
11:4045分昼食
12:25LE0760分洋上施工 (3) 上部構造物
13:25 10分休憩
13:35LE0860分浮体式洋上風力発電所
14:35 10分休憩
14:45WS0460分事例研究
15:45LE0915分総括
16:00WS0530分Burn-out session(参加任意)
講義終了後に受講者の方々にモヤモヤ感を残さず「燃え尽きるほど勉強した(Burn-out)」と思えるようにするセッション。講義全般のコメントを頂戴しつつ、自由に質問や、議論したいテーマを投げてもらう。

講義全体を通して「森から木へ」のアプローチで解説します。
森=先ずは計画から運転開始までの流れを動画と共に把握。
林=上記案件ライフサイクルにおける洋上施工につき、掘り下げて作業の流れを把握。この時、以下の項目を網羅:
1) 洋上風力発電所の建設における作業工程の種類と一般的な所要日数
2) 輸送・据付の対象となる建設資機材の種類(寸法、重量、員数、物量の膨大さ等)
3) それらの建設資機材を輸送・据付する専用船舶や機材
4) 上記すべての作業に関連することになる利害関係者をまとめたステークホルダーマップ

*「木」にあたる各論の講義では、各作業工程において上記の(1)から(4)までの項目をさらに深堀りし、加えて以下の項目について詳述します。この講義形式は全講義共通です。
1) 各作業工程の種類とその長所短所比較:特性、所要日数、コスト
2) 輸送・据付の対象となる建設資機材の種類:寸法、重量、員数、必要な保管・作業スペース
3) それらの建設資機材を輸送・据付する専用船舶や機材:現在ひろく使用されている機器と、次世代型風車に対応して開発が進められている最新技術を説明
4) 各作業を実施するコントラクターたちの競合関係をまとめたステークホルダーマップ:欧州・本邦において「この作業といえばココ」といったコントラクターをできる限り網羅。敢えて長所・短所等についてはふれず、提供しているサービス概要と強みのみを紹介する。特定作業についてより詳細に知りたい受講者さんたちのために、各コントラクターの連絡先・担当者を別途リストで提供する。
5) 施工上の留意点:各作業がどのように行われ、どのような点に留意することで「納期・予算・安全性」をすべてクリアして施工を成功に導くことができるか、ということについて詳述。換言すれば「どういった点を間違うと工事が悪い方向に動き始めるのか」について詳述。

開催場所

●現地受講会場
〒852-8521 長崎県長崎市文教町1-14 長崎大学文教キャンパス 研究開発推進機構棟2階
Google Mapで調べる≫

<注意事項>

各コースに関して
  • 2025年度の現地会場は、A0・A1・A2・A4・A5・A6コースは長崎海洋アカデミー、A3・C2・C3・C4コースは一般財団法人エンジニアリング協会
    (東京)です。
  • C2とC4コースを除き、現地会場とWEB配信を併用したハイブリッド形式で開催します。
  • C2とC4コースは、現地会場のみでの開催となります。
  • お申込の際、「現地会場」または「オンライン」を選択してください。現地参加者は、長崎海洋アカデミー最大17名まで、東京会場最大20名まで、(申し込み順)とさせていただきます。
  • 受講申込みは、コース開催の前週の木曜日(24時)までとします。
  • スケジュールの時間に沿った進行に努めますが、受講者の方々との質疑応答の状況により、多少進行が遅れる場合があることをご了承ください。
  • 何らかの理由によりご予約ができない場合はお手数ですが当アカデミーへお問い合わせをお願いします。
五島オンサイトプログラムに関して
  • 長崎海洋アカデミーを現地会場とするコース3日目(木曜日)に、五島オンサイトプログラム(洋上風車や設置船の見学、五島で洋上風車と共生する漁業者との懇談会等)を実施いたします。(オプショナル)
  • 五島オンサイトプログラムはコース受講料とは別料金となります。(A1~C4コース受講者:70,000円,  A0受講者及びコース未受講者:100,000円)
  • 参加料に含まれるものは以下のとおりです。【ジェットフォイル往復料金(長崎港~福江港)*往復とも事務局にて手配し、出発前に往復チケットをお渡しします。】【海上タクシー使用料】【島内移動交通費】【会議室使用料】【昼食代(松花堂弁当:食物アレルギーのある方は受講申込時にフォームに記入していただくか、事前に事務局へご連絡ください)】【島内保険代】(※記載がないものは自己負担となります)
  • 長崎港07:40発、五島視察、漁業関係者との意見交換等を終えて長崎港18:15着
    (五島市での解散可能。時期により運航時刻が変更になりますのでご確認ください)。
  • 船上で両手が使えるように、リュック、ボディバック、ウエストポーチ等でご参加ください。また、季節によっては天気が変わりやすいので、温度調節のできる動きやすい服装と滑りにくいスニーカーのような靴でご参加ください。
  • 五島福江港のコインロッカーは 40 x 35㎝程度の小さなものしかありません。また海上タクシーの船内は狭いため、大きな荷物はホテルに預けるか長崎港ターミナル等のコインロッカーを利用してください。ただし、帰路の都合及び、復路のジェットフォイルが欠航となった場合に備え大きな荷物を五島まで持っていく方は、保管場所を確保しますので事前に事務局にご連絡ください。
  • 船酔いの心配がある方は、酔い止めの薬をご持参ください。
  • 貴重品等の落水には、十分ご注意ください。事務局で、スマホ防水ケースを用意しますので、必要な方はお使いください。
  • 五島市からの復路を、当日のジェットフォイルを利用せずに宿泊あるいは航空機で帰られる方は、出港前に電話でキャンセルし、福江港にてチケットの払戻し手続きを行ってください(払戻し手数料200円が必要です)。
  • あらかじめ宿泊あるいは復路に航空機を利用される方につきましても、事務局ではジェットフォイルの往復券を準備いたします。復路の払戻し料金を差し引いた参加料の請求は行いませんので、ご了解ください。
  • ジェットフォイルの場合、往路は運航されても、天候の悪化による波浪状況の急変等により復路の便が欠航になる場合があります。欠航等の最終決定は出港の1時間前となっていますが、事務局に欠航決定の連絡があった場合、速やかにお知らせし、帰路の調整を行っていただきます。長崎への復路は、フェリー(長崎港着は20:00。事務局が変更手続きを行います)あるいは飛行機(長崎空港17:40着、福岡空港18:55着、事前に確認ください ただし視界不良等の気象状況により欠航となる可能性があります)となります。フェリーの場合、長崎空港から羽田等への便に間に合いません。
    一方、飛行機の場合、長崎空港、福岡空港ともに羽田等の便への乗り継ぎは可能と思われますが、荷物の置き場所には注意してください。

開催日

※コース2日【+オンサイト1日(オプショナル)】
  • 2026年02月17日(火)・18日(水)【+19日(木)】

対象者

事業開発会社、EPC コントラクター(ゼネコン)、海洋土木建設会社(マリコン)、作業船等を保有する専業コントラクター(T&Iコントラクター)、港湾管理会社等の営業、調達、建設部門に所属する技師、プロジェクトマネージャー、コンストラクションマネージャー等

申し込み方法

ハイブリッド形式:「現地会場」である長崎海洋アカデミーでの受講、「オンライン(ZOOM配信)」での受講を併用します。
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